中学校数学 授業開き”アイデア”

数学の授業開き
「オリエンテーションだけだと時間が余ってしまうな…。」
「いきなり教科書に入るのもな…。」
と思っている先生へ

 簡単にできて、授業開きで盛り上がる数学ネタを3つ紹介します。「数学の授業楽しそう!」と生徒の心をしっかりつかみましょう!

中学校数学 授業開きアイデア3選

1:「1+2+3+4+5+6+7+8+9+10」の計算

「1+2+3+4+5+6+7+8+9+10」の計算をさまざまな方法で考えさせます。

数学の授業では、多様な見方・考え方によって生まれた意見を仲間と共に議論し、統合・発展させていくことが大切です。

生徒たちには、1つの考え方で終わるのではなく、『他の方法はないかな?』というマインドをもたせることにもつながるアイデアになります。

予想される生徒の意見
・左から順々に足し算する。
 いわゆるパワープレイですね(笑)大切な考えの1つとして取り上げてあげましょう。数学が苦手な生徒でも必ず思いつく方法ですね。

・11のペアを作る
 「1と10」「2と9」のように両端を足して11のペアを5つ作る。最後に5があまる。よって、11×5=55となる。

・10のペアを作る
 「1と9」「2と8」のように足して10のペアを作る。「10」は単体で10になる。最後に5が余る。よって10×5+5=55となる。

・「10+9+8+7+6+5+4+3+2+1」を足して2で割る。
 下の写真のような感じです(笑)

2:4つの4

「4 ⬜︎ 4 ⬜︎ 4 ⬜︎ 4=0」が成り立つように、⬜︎に当てはまる+、ー、×、÷の記号を考えさせます。

予想される生徒の意見
・4+4ー4ー4=0
・4÷4ー4÷4=0 など
中1の場合には、小学校で学習した四則演算の計算の順番をしっかりと覚えていたことを褒めてあげてもいいですね。

「4 ⬜︎ 4 ⬜︎ 4 ⬜︎ 4=1」「4 ⬜︎ 4 ⬜︎ 4 ⬜︎ 4=2」と数を増やしていくと難易度も上がり生徒たちのやる気もアップするでしょう。

ちなみに「4 ⬜︎ 4 ⬜︎ 4 ⬜︎ 4=10」は、「(44−4)÷4」と見ればできますが、少しズルですね(笑)。

中3の平方根を学習すると、「4+√4+√4+√4=10」とできます。平方根を学ぶ布石にしてもいいかもしれません。

3:L型図形の面積

 このような図形の面積を様々な方法で考えます。これも『他の方法はないかな?』というマインドを植え付ける事が出来るアイデアになります。

予想される生徒の意見

①図を分割する方法
②図を分割して移動させる方法
③大きい図形から小さい図形を引く方法
④合同な図形を組み合わせる方法

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